建設コンサルタントに向いている性格や能力はあるのか【地方の建設コンサルタント】
建設コンサルタントに適性がある性格や能力とは
学生からよく聞かれるシリーズのひとつに、どんな性格の人が向いているか、どんな能力を持っていると有利か、という質問がある。
今回は建設コンサルタントで求められる性格や能力について論じていこう。
性格と能力は実際には区分されるが、一体で説明する方が容易なため、今回は性格と能力をごちゃまぜで説明するが、ご容赦いただきたい。
目指す企業規模で大きく分かれる
結論的には、あなたが目指す企業規模によって求められる性格や能力は変化する、と僕は考えている。
具体的に言えば、
大手の建設コンサルタント
地方の建設コンサルタント
に分けられる。
これは、業務の住み分けが成されていることに起因する。
住み分けについては以前の投稿を参照してほしい。
大手の建設コンサルタント=0→1にする馬力
僕は大手の建設コンサルタントでの就労経験がないため、責任を持った伝え方が出来ない。
しかし、周りの上司は大手の建設コンサルタントから転職してきた方が多く、彼らの話や行動などから推測するに、以下の能力が求められると思われる。
課題解決力
企画力
プレゼン力
ちょっと視点を変えてみよう。
何故国や県、海外政府は大手の建設コンサルタントに業務を発注するのだろうか。
それは、大手の建設コンサルタントなら国や県で困っている高い難易度の業務を遂行できることを期待しているからだ。
ここでいう難易度が高いとは、従来の技術をただ使うだけでは達成できず、応用や他分野の視点、国や世界のトレンドなどを含めている。
極端な言い方をすると、0から1に持っていける馬力があるのが大手の建設コンサルタントの特徴といえる。
そのための馬力を生む能力が上記で挙げた、
課題解決力
企画力
プレゼン力
が重要となる。
この特徴を、平易な言葉にブレイクダウンしていくなら、
状況分析が得意
(ミーティングなどで誰が今何を欲しているか推測できる)
好きなアーティストやモノを紹介するのが上手
(自分が紹介したその商品を相手が買ってしまう)
(自分が紹介したその商品を相手が買ってしまう)
一からイベントを企画するのが好き
(飲み会やイベント企画を率先して実施する)
(飲み会やイベント企画を率先して実施する)
新しいモノを積極的に取り込んでいきたい
(新しいガジェットや流行に乗れる)
困難な状況下をいかに打開していくかに心が躍る
(劣勢でも勝利条件を満たすために頭を回せる)
(新しいガジェットや流行に乗れる)
困難な状況下をいかに打開していくかに心が躍る
(劣勢でも勝利条件を満たすために頭を回せる)
そんな人が大手の建設コンサルタントに向いているのではないだろうか。
地方の建設コンサルタント=1→10の推進力
一方、地方の建設コンサルタントが求められる能力はなんだろうか。
一地方の建設コンサルタントとして、僕は以下だと考えている。
傾聴力
改善能力
実現能力
大手の建設コンサルタントが0から1に持っていく馬力が特徴なら、地方の建設コンサルタントは、1から10に持っていく推進力が求められる。
以前書き連ねた通り、基本計画、基本設計などの上流工程は大手の建設コンサルタントが担い、より具体化する下流工程は地方の建設コンサルタントという住み分けがなされている。
地方の建設コンサルタントが主に請け負う業務は基本設計や実施設計であり、工程としては下流に位置する。
ゴールは上流工程で策定済みであり、具体的な形に仕上げていくことこそが地方の建設コンサルタントには必要となる。
そのため、
どのような工法を採用するか
いかにしてその工法を当該現場で実現させるか
どの材料が最も経済的か
工事中の安全管理はどうするか
などの具体的な視点に落とし込んでいくことになる。
この際に必要な能力としては
傾聴力
忍耐力
実現能力
傾聴力
改善能力
実現能力
大手の建設コンサルタントが0から1に持っていく馬力が特徴なら、地方の建設コンサルタントは、1から10に持っていく推進力が求められる。
以前書き連ねた通り、基本計画、基本設計などの上流工程は大手の建設コンサルタントが担い、より具体化する下流工程は地方の建設コンサルタントという住み分けがなされている。
地方の建設コンサルタントが主に請け負う業務は基本設計や実施設計であり、工程としては下流に位置する。
ゴールは上流工程で策定済みであり、具体的な形に仕上げていくことこそが地方の建設コンサルタントには必要となる。
そのため、
どのような工法を採用するか
いかにしてその工法を当該現場で実現させるか
どの材料が最も経済的か
工事中の安全管理はどうするか
などの具体的な視点に落とし込んでいくことになる。
この際に必要な能力としては
傾聴力
忍耐力
実現能力
であり、より分かりやすい実例に捉えなおすならば、
話を聞くのが得意
(相手の話から何を求めているかを探り、引き出すことが出来る)
地道な作業が得意で、ゲーム的に処理できる
(ドラクエでレベル上げを苦とも思わず、タイムアタックさえできる)
計算や証明が得意
(数値が一致したり、ロジックがうまくハマると快感を覚える)
既存の状態よりもより良い方法を探るのが得意
(ドラクエでレベル上げを苦とも思わず、タイムアタックさえできる)
計算や証明が得意
(数値が一致したり、ロジックがうまくハマると快感を覚える)
既存の状態よりもより良い方法を探るのが得意
(提示された旅行行程よりも、より便利で時短な行程を組むことが出来る)
などになるだろう。
必要な能力は結局ウェイトの問題
今回は大手の建設コンサルタントと地方建設コンサルタントに分けてそれぞれに必要な能力を列挙してみた。
が、身もふたもない話、いずれの立場においても、片方の能力がいらないということにはならない。
大手の建設コンサルタントだから、傾聴力が必要ないわけでもない。
地方の建設コンサルタントだから、プレゼン能力が不要というわけでもない。
必要な能力なんて、語ればいくらでも出てくるし、高望みをすればいくらでも出てくる。だが、上記に挙げた能力はあくまでウェイト、傾向の話なのだ。
故に、今現在大手の建設コンサルタントに関わる能力がなくとも不安に覚えることはないし、
地方の建設コンサルタントに求めれる能力がなくても嘆く必要はまるでない。
建設コンサルタントはそれほど堅苦しい職ではない。
極端に言えばだれでもなれる職だと、僕は思う。
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