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1月, 2018の投稿を表示しています

新入社員採用を通した会社としての次のステップ

■新入社員という社内の大イベント 我が社には来年から4名の新入社員が入社する予定だ。 僕が入社した2014年は僕を含めて2名。 2015が1名、2016年は2名と考えると、徐々にではあるが新卒者には認知され始めている様子が実感できる。 企業の成長が垣間見れる点でもあり、これは喜ばしい。     ■新入社員の入社後の定着状況 一方、入社はするものの、結果的に退職する社員も少なくない。 2014年入社の僕の同期は2年目で退職。 2015年入社の後輩1名は在籍中。 2016年入社の後輩1名は今年の3月で退職。他1名も退職届が提出され上層部で審議中。 比較要素が少ないので性格とは言えないが、単純に40-60%は退職していることとなる。 端的に言えば、折角入社したにも関わらず定着していない状況だ。 ■定着しない原因 退職=定着しない理由は各位によってさまざまだ。 ・もともと公務員志望であったが落ちてしまったため、意図せずに入社したが、やっぱり公務員になりたい ・入社前に言われていた条件とあまりに状況が乖離しており、仕事が続けられるか不安になった ・上司との折り合いが悪く、続けられそうもなくなった 上記のように新卒者や社内環境等々考えられるが、根本的には以下に集約されると考えている。     ①経営者の採用判断の誤り 前述の公務員志望の例は顕著だが、本当に会社に残って貰える人材の見極めが足りていないからこそ新卒者が定着しないとも言える。 極端に言うと、来るもの拒まずはいいのだが、結果的に定着という視点までは見切れていない。     ②経営者と管理職の新入社員に対する考え方の乖離 あんまり他社ではないと思うが、僕の働いている会社では新入社員の採用決定権は社長だ。 もちろん面接では、各課、各部の長が面接を受け、採用すべきだとか入社を見送るべきだとか意見も経営層に挙げる。 しかし、その実態は社長の鶴の一声で決定されてしまう。 社長と各部課長の意見が一致すれば問題は発生しないが、現状は乖離が生じてしまっている。 結局社長の鶴の一声で入社が決まり、意見が一致しなかった部課長は

若手技術者の生存戦略【地方の建設コンサルタント】

■僕と建設コンサルタント業界 現在、僕は建設コンサルタントとして働いている。 具体的には、土木設計者であり、最近では造成や水道、下水道等を担当している。 もともと大学、大学院では建築学科に在籍していたことから、ちょっと離れた分野から入ってきたものの、勤務歴5年目の現在それなりに追いかけている最中だ。   ■建設コンサルタント業界における評価対象 この建設コンサルタント業界では、大きく二つの要素が自身が受ける評価対象となる。   ①業務経験 建設コンサルタントの顧客は、主に国、都道府県、市町村等の自治体となる。 公務員相手の仕事が主体であり、彼らはチャレンジな仕事よりも、無駄が少なく確実性が高い仕事を好む。 各自治体の税金を使うので、無駄な設計や工事はしたくないし、できない。 故に、仕事を発注する際には、確実性の担保が欲しいため、一つの指標として、発注する相手方の会社や所属する社員の業務経験がおおきな判断材料となる。 ②資格 確実性の担保から言えば、資格も重要な判断材料だ。 建設コンサルタント業界でよく出てくる資格としては、技術士が挙げられる。 技術士は部門が10以上存在し、さらにその中でも細分化される。 例えば建設部門の中でも土質、都市計画、鉄・コンクリート等々様々だ。 これらの資格を有していることは、相応の知識を有していると判断できるため、信用を得る一つの尺度となる。 そのほか、構造物診断士、環境調査士、コンクリート診断士等多数の資格がある。 その中でも技術士は花形であるといえる。   ■若手技術者の生存戦略 若手技術者の立場から見れば、大学院での研究等でもない限り、①業務経験、②資格何れも持っていないところからスタートする方が一般的だ。 それでもスタートとしては、②資格は手が付けやすい。 ①業務経験はただ在籍していても得れるものでもないし、数年経験した程度では顧客の信用を勝ち取ることは難しい。 業務の経験はどうしようもなく時間がかかってしまうのだ。 ②資格であれば、技術士補はエントリーしやすい。 資格の中には業務経験を求められるものも多いが、技術士補にはそのよう

遠距離通勤を経験している僕の車中の過ごし方

僕が現在働いている会社と、住んでいるアパートは、車で片道二時間かかる。 毎日通勤しているわけではなく、平日は会社の寮、休日はアパートの、いわゆる二地域居住だ。 その行き来で、毎週四時間の運転は確定しているわけで、車中での過ごし方を色々模索している。 現在、今回は、AmazonのサービスのひとつであるAudibleをよく使っているので、ここに記したい。 ■朗読サービスを使い倒す! Audibleはいわゆる朗読サービスであり、ライトノベル、ビジネス書、小説、公演、落語などなど、主に文字媒体で出版されている商品が対象となる。 利点としては、なんと言っても聞こえさえすれば本が「読める」こと。 手と目は、人間の生活で常に稼働しているし、他のことはどうしてもできなくなってしまう。 一方、耳はそれらと比較すればまだ稼働する余地が残されていると言える。 つまり、車の中でなくとも、例えば料理をしたり、運動している時でも読める。 時間を手や目が使えない状況下であれは、大変に有効なサービスだ。 ■価格は月当たりの読書数で考える Audibleは月1,500円で聞き放題だったが、今後コイン制に移行する。 この辺りは別に考察するが、一ヶ月に単行本一冊以上、文庫本や新書二、三冊以上読む方にとっては、月1,500円で聞き放題はメリットがある。 ■車中の時間を上手く活用する 車中は運転に神経を使っているし、無駄な時間に思えてしょうがない。 それでもより意味のある時間にしたい方は結構多いと思う。 ラジオや音楽、カラオケも手段としてあるが、僕的にはAudibleを是非お勧めしたい。

初投稿:ブログの目的

■はじめに Mackeenといいます。 僕は地方の建設コンサルタントとして新卒で入社し、5年目になります。 新卒で入社する前、そして入社してからも、僕には疑問がずっと付きまとっていました。 それは、 建設コンサルタントって、結局何をやっているのかよく分からない でした。 コンサルタントって響きはかっこいい。 けど、よくわからない、ちょっとバズワードな印象でした。 また、労働環境の過酷さを語るブログはよく拝見されますが、結構記事が古かったりしますし、特に地方における建設コンサルタントってどんな具体的な内容を解説するブログはあまり見つけられませんでした。 もし、僕が就活生だったら、 建設コンサルタントって具体的に何をやっているのか 地方の建設コンサルタントってどんな実態なのか を知りたいと考えていたでしょう。 ですので、このブログでは、5年目という長くもないけど短くもない業界の経験値を積んだ僕が、建設コンサルタント、 特に地方における建設コンサルタント をテーマに、その実態を掲示することを目的とします。 このブログが読者にどう読まれるか正直分かりません。 地方の建設コンサルタントはヤバい、やはりやめようと思うならそれはそれでよいし、 面白そう、ちょっと就職考えてみるか、と建設コンサルタントを選択すると思うならそれに越したことはありません。 僕としては、このブログが 地方の建設コンサルタントという職業を考えている就活生に対し、就職の一判断材料として使って貰えれば幸い です。