建設コンサルタントってなんだ?【地方の建設コンサルタント】

【建設コンサルタントって?】

「建設コンサルタントって何しているか知っている」
と、聞かれたらあなたは答えられるだろうか。

分からないあなたは、安心していい。一般的な感性をお持ちだ。
知っているあなたは、なかなかマニアックだ。よく研究されている。

建設コンサルタントに就職する直前の僕は、いやはやさっぱり答えられなかった。
企業研究を十分にやっている新卒の方々には釈迦に説法かもしれないが、
ここでは建設コンサルタントってなんだ、を解説する。

【建設コンサルタント=インフラ全般の相談事にのるパートナー】

先に結論を上げると、上記の通りだ。
建設コンサルタントを僕自身の言葉に意訳すると、このようになる。

建設コンサルタント業界の最大手である日本工営では、以下のように解説している。
顧客の要請を受け、社会資本を整備するうえでの真の課題は何かを掴み、第三者目線で各工程において実現に向けての最適解を導き出し、その地域の発展に貢献するのが建設コンサルタントです。

日本工営に次ぐ大手建設コンサルタントであるパシフィックコンサルタンツは、以下の通り。
建設コンサルタントは、社会インフラサービスを、「計画+調査+設計+管理」の側面からプロデュースする仕事です
https://www.pacific.co.jp/service/about/ 

建設コンサルタントで構成される建設コンサルタンツ協会では以下の通り。
建設コンサルタントは事業者を支援する従来の役割に加えて、近い将来、社会的合意形成や事業執行のマネジメントを事業者に代わって担当する役割や第三者の立場で設計審査や施工監理を実施する役割を担う

【インフラって?】

インフラ全般というと、一体何を指すか。

道路、橋梁、上水道、下水道、港湾、河川、ダム、砂防、ため池、トンネル…

あなたの身の回りに存在するこのような施設を指す。
これらは存在してあまりに当たり前で、日常的に意識していない施設だろう。

が、これらインフラが崩壊、決壊すると、その影響力は計り知れない。

道路が壊れれば、車両が通行できず、緊急事態に現場にたどり着けない。
ダムが決壊すれば、下流の民家は流され、住まいが失われるどころか、人命が脅かされる。
上水道、下水道が機能しなければ、日々の生活の衛生が確保できなくなる。

インフラが機能しなくなること、それは、人間の人命、安全、安心を脅かすことにつながる。
その意味で、インフラは
「あって当たり前であり、人間が人間らしい生活を営むための施設」
と言える。

次は、そんなインフラを担う建設コンサルタントの仕事内容を具体的に見ていこう。

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