地方の建設コンサルタントがトレンドを追う際に有効な図書
建設業界のトレンドを追うためには
建設業界の進展は目覚ましく、トレンドが常に流動的であり、加速している。
そのためトレンドを追うためにはがむしゃらに業務に従事するだけでは難しい。
今回はトレンド追うことが出来る図書について解説する。
トレンドってどうやって追うべきか
トレンドを追う方法としては、t例えば以下が想定される。
講演会
講習会
現場見学
図書
このうち、僕がお勧めしたいのは図書だ。
なぜなら、講演会や講習会、現場見学は、従事している都道府県によってその機会は不均一だからだ。
また、リピートして聞くこともなかなか難しく、振り返りがしづらい。
図書の場合、これらの課題を克服することが出来る。
機会の観点で言えば、あなたが望めばその情報はすぐに手に入る。
大型書店が近くになくとも、Amazonで注文すれば1~2日であなたの手元に届く。
また、図書は媒体として手元に残るため、振り返りや共有が図りやすい、都合のいいツールとして機能する。
トレンドを追う方法としては、図書は非常に優秀だ。
どの図書がいいのか
具体的にトレンドを追うための図書をここで紹介していこう。
僕が知りうる範囲で重要である図書(ともすれば業界では当たり前)である。
国土交通白書
国土交通省から発刊されている図書。
白書は各省庁がまとめた省庁の取り組みや今後の展望をまとめた図書であり、国土交通省からも発行されている。
トレンドの震源地である国土交通省から発行されている図書なので、いわばトレンドの塊と言える。
技術士の試験ではこの図書から出題させると言っても過言ではないため技術士二次試験を受ける人はもちろん、業界上流の大きな流れを知るにうってつけの図書だろう。
国の人口や経済の現状や将来予測、働き方など切り口から基礎的な情報を獲得できるほか、国土交通省の施策について詳細にまとめられている。
図書もあるがインターネットでも閲覧可能。
http://www.mlit.go.jp/statistics/file000004.html
日経コンストラクション
隔週で発行されている雑誌。
そのほか、各企業の新技術や、稼働中の現場の特集が組まれていたりと、ぱっと見る限りは薄いが内容が濃い。
個人的には土木のチカラの特集で建設コンサルタントが絡む最新のプロジェクトをワクワクしながら読んでいる。
こちらは民間発行なので、国土交通白書が上流に対し、日経コンストラクションは最前線の現場やその状況を知るのにもってこいだ。
気負わず、読みたいとこだけ読もう
これらの図書は建設業界のトレンドを追うのには有効なので、是非一度は手にとって見てほしい。
それでも、トレンドを追いたいけど読むのは難儀…という方は、先ずはパラパラめくるだけでもいいと僕は思う。
パラパラめくるなかで、自分の趣味や業務に絡んでくる内容があれば、自然と頁をめくる手は止まり、自然と読み始める。
何でも先ずは触るところから始めると良いのではないだろうか。
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